◆2018.04.23(水) 桜の頃、新宿御苑

 2018年に入り、気がつけば4月、卯月‥。
 1月の大雪に始まり、北陸の長く暗い冬からようやく
 春めいた香しき季節になるまで、こんなに待ち遠しい春は
 ありませんでした。いつも以上に心弾む毎日です。

 春と言えば‥、桜。街の至る所で満開に咲き誇った花びらに、
 春という節目には切り離せない、様々な想いを目に刻まれたのでは
 ないでしょうか。金沢での桜、私は今年、残念ながら見逃して
 しましましたが、その時期、東京での桜を堪能して参りました。

 新宿御苑、明治39年開園。敷地面積は兼六園の5倍強、
 桜の本数は1300本。日本庭園、イギリスやフランス式庭園などが
 組み合わさった、スケールの大きな国民公園です。開園前は
 皇室の御料地でもあり、大正天皇、昭和天皇が崩御された際には、
 大喪の儀が執り行われたり、また、国の催しである桜を見る会、
 菊を見る会など、まさに格式高い公園です。

 そんなイメージを持って、幾分高揚した気分で来園したのですが、
 まったくオープンな雰囲気で、幾つもの大きな芝生の公園には
 家族連れや、多くの外国人で大変賑わっていました。

 しかし、都会だけあって、木々の向こうには一面真っ青な空‥、
 ではなく、高層ビルが立ち並ぶ‥、誠に不思議な景観で、
 ビルの下に木々、その下に日本庭園が広がっているという‥、
 これを風情というのか、芸術アートなのか、よくわかりませんが、
 金沢では拝めない風景でした。

 先月来園した兼六園もさることながら、新宿御苑の外国人の多さ
 には驚くばかり‥。肝心の桜はもちろん綺麗でしたが、つい兼六園と
 比較してしまう自分がいて、庭園全体としての雰囲気や、隅々まで
 行き届いている整備など、改めて兼六園の素晴らしさ、凝縮した
 美しさを感じ、ふるさとを誇らしく思えたのでした。

 皆様は桜の下で、どんな春を描いたのでしょうか。


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